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「進工舍」とは
1970年に“点鬼簿”入りした舎主の実父が、生前経営していた家業の屋号。
戦前につくられた木造二階建て家屋を改装して、50年代前半に創業。事業の最盛期には、本業とはまったく無縁の、名も無き「アナキスト」の活動拠点としても、多くの人間が出入りしていた。 両親没後は、曲折をへて住む人もないまま放置されていたが、今世紀に入って解体・撤去されついに消失。 このブログは、今はないこの舎(やど)を通り過ぎた人びとを偲びつつ、「新たなアナキズム」の可能性について、極私的につづるもの。 (なお、「舎」ではなく「舍」が正式名称) (最新記事の表示は、ページトップのブログタイトルをクリック) ・進工舍・別館もあります。 ・ana_gon(進工舍の次男坊)(舎主のツイッター) ◇舎主おすすめのサイト ・アナキズムFAQ ・アナキズム図書室 幸徳・大杉・啄木 etc. ・「父」 金子文子 『何が私をこうさせたか』(部分) 青空文庫 ・朴烈義士記念館 朴烈とその妻・金子文子を顕彰する韓国の施設(ハングル表記) ・アナキズム文献センター ・竹中英太郎記念館 「英太郎と労」父子の個人資料館 ・リベラル21 ・声なき声の会 ・マガジン9 ・九条の会 ・侵攻社の少年 カテゴリ
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きのう5日の読売新聞・文化欄に「大正アナーキズムの遺産」と題する小論が(『論壇』コラム)。
筆者は、東大教授・日本政治史の酒井哲哉氏。 なんと、天下の読売がアナキズムだって? 昨年末からこの年初にかけて話題となった「年越し派遣村」を例に、格差社会での相互扶助的論理としてアナキズムが注目されつつあると説く。そして、アナキズムとは、「中央政界の外側にある中間団体の自治や個人間の連帯を説く思想であ」り、「さらにそれは、一見非政治的に思える日常生活の中に潜む権力現象にも敏感である」と、しごくまっとうに定義してくれる。 でも、勢いあまって「1968」年の全共闘の反乱も、大正アナキズムの逆襲だったとまで言ってしまうのはどうかと思うが、いずれにしても、マルクス主義が崩壊した今、閉塞する社会にうがつ風穴のひとつは、アナキズムが開けるだろうとの期待もあるに違いない。 ご本人たちが自覚しているかどうかにかかわらず、派遣村で世論を喚起することに成功した湯浅誠も、雨宮処凛も、今輝いている人びとは、新しいアナキストといっていいのだ。 どうやら新政権も動き出した。 時代は確実に変わりつつある、と信じよう。監視を怠らず…。
by dra-wkw
| 2009-10-06 22:28
| アナキズム
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