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「進工舍」とは
1970年に“点鬼簿”入りした舎主の実父が、生前経営していた家業の屋号。
戦前につくられた木造二階建て家屋を改装して、50年代前半に創業。事業の最盛期には、本業とはまったく無縁の、名も無き「アナキスト」の活動拠点としても、多くの人間が出入りしていた。 両親没後は、曲折をへて住む人もないまま放置されていたが、今世紀に入って解体・撤去されついに消失。 このブログは、今はないこの舎(やど)を通り過ぎた人びとを偲びつつ、「新たなアナキズム」の可能性について、極私的につづるもの。 (なお、「舎」ではなく「舍」が正式名称) (最新記事の表示は、ページトップのブログタイトルをクリック) ・進工舍・別館もあります。 ・ana_gon(進工舍の次男坊)(舎主のツイッター) ◇舎主おすすめのサイト ・アナキズムFAQ ・アナキズム図書室 幸徳・大杉・啄木 etc. ・「父」 金子文子 『何が私をこうさせたか』(部分) 青空文庫 ・朴烈義士記念館 朴烈とその妻・金子文子を顕彰する韓国の施設(ハングル表記) ・アナキズム文献センター ・竹中英太郎記念館 「英太郎と労」父子の個人資料館 ・リベラル21 ・声なき声の会 ・マガジン9 ・九条の会 ・侵攻社の少年 カテゴリ
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2010年もまもなく暮れる。ラジオからはベートーヴェンのNo.9の第一楽章が聞こえている(NHK教育TVの音声のみ)。
ことしはショパンの生誕200年となる年だったが、そのショパンより、かつまた、かのモーツァルトより、そしてベートーヴェンの生きた年月をも越えて、畏れ多くも馬齢を重ねてしまった…。(ちょっと、大層) とはいえ、きのう、注文してあった鶴見さんの本も届いたので、まとめて今年のうちにメモだけしておこう。年賀状は後まわしにして。 今年は総計で210冊購入。 新刊を4冊。ampなどから2冊。(書影は拡大可) ◆川島 真 『シリーズ中国近現代史② 近代国家への模索 1894‐1925』(岩波新書)2010 ◆和田春樹 『これだけは知っておきたい 日本と朝鮮の一〇〇年史』(平凡社新書)2010 韓国併合から100年の節目である本年最後に出た一冊。鶴見俊輔氏推薦。 ◆内澤旬子 『身体のいいなり』(朝日新聞出版)2010 命と食をみつめる著者が、みずからの肉体に生じた癌について淡々と俯瞰する。やっぱりこの人は並じゃない。 ◇神崎 清 『革命伝説 天皇暗殺の巻』(中央公論社)1960 ついこのあいだ4巻セットで復刊されたものの初版本の一冊。復刊した出版社が、「子どもの未来社」というのはオモシロい。 ◆本田靖春 『村が消えた むつ小川原 農民と国家』(講談社文庫)1985 図書館から借りて読んだものだけど、やはり手元に置いておきたくて。 ◆鶴見俊輔 『かくれ佛教』(ダイヤモンド社)2010 今年米寿となった鶴見さんが、書きたくて書いた「終点にあたる」本、だという。 仏教徒を自認する日本人に、また、拙い当ブログを訪れていただく方にも、ぜひ手にとって欲しいもの。 仏教というのはもともと、国家に屈するという態度をとるはずのものではない。インドで仏教が発生してから、国家の政治に影響は与えるにしても、国家の命令を受けて何かやるというものではないんですよ。ですから日蓮宗が国家の政治に影響を与えたというのは正当なものだったと思うのです。日蓮が鎌倉幕府を相手にしてきちんと批判したのは宗教としてあるべき態度だと私は思っています。(p.137)では、本年よりも、来たる年の安穏ならんことを切に祈念して…。
by dra-wkw
| 2010-12-31 22:42
| 読書
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