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「進工舍」とは
1970年に“点鬼簿”入りした舎主の実父が、生前経営していた家業の屋号。
戦前につくられた木造二階建て家屋を改装して、50年代前半に創業。事業の最盛期には、本業とはまったく無縁の、名も無き「アナキスト」の活動拠点としても、多くの人間が出入りしていた。 両親没後は、曲折をへて住む人もないまま放置されていたが、今世紀に入って解体・撤去されついに消失。 このブログは、今はないこの舎(やど)を通り過ぎた人びとを偲びつつ、「新たなアナキズム」の可能性について、極私的につづるもの。 (なお、「舎」ではなく「舍」が正式名称) (最新記事の表示は、ページトップのブログタイトルをクリック) ・進工舍・別館もあります。 ・ana_gon(進工舍の次男坊)(舎主のツイッター) ◇舎主おすすめのサイト ・アナキズムFAQ ・アナキズム図書室 幸徳・大杉・啄木 etc. ・「父」 金子文子 『何が私をこうさせたか』(部分) 青空文庫 ・朴烈義士記念館 朴烈とその妻・金子文子を顕彰する韓国の施設(ハングル表記) ・アナキズム文献センター ・竹中英太郎記念館 「英太郎と労」父子の個人資料館 ・リベラル21 ・声なき声の会 ・マガジン9 ・九条の会 ・侵攻社の少年 カテゴリ
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もう新聞掲載から10日以上経ち、そのまま転載しても問題はないだろうと思うので、当方のブログにも記録のため残しておくことにする。
「やまなし金子文子研究会」代表のSさんから、うれしいお知らせ。金子文子の“肖像写真取り違え事件”について、大きな進展があったとの電話をいただいた。なんと天下の読売新聞が、わがブログでの指摘に興味を示し、夕刊の中ではあるが全国版の記事として写真入りで大きく取り上げてくれたとのこと。地元紙である山梨日日新聞でも、つい最近に同様の報道がなされたらしい。 あいにく読売は現在購読していないので、近くの図書館に出向き、問題の記事をしかとわが眼で確かめてきた。 「梨の木舎」にも取材して改訂版出版の確約を取りつけることができたのは、やはり「読売」というステイタスのゆえか。署名記事ではないので書いた記者がどんな人物かはわからないが、おそらく比較的若い方ではないのかと思う。 なにはともあれ、文子の思想の先見性が評価されるのであれば、どのメディアが取り上げてくれようと喜ばしいことに変わりはない。また事ここに至るまでは、Sさんらによる相当の働きかけがあったであろうことも想像に難くない。 そして、やはり文子の書き遺した、「間もなく私は、此の世から私の存在をかき消されるであらう。しかし一切の現象は現象としては滅しても永遠の実在の中に存続するものと私は思って居る。」という、手記の結びの言葉どおりに、その思想はこれからも生き続けていくことは間違いないだろう。 読売新聞Webサイト上に掲載されていた記事は一般公開がすでに終了しているので、新聞では省略された最後の部分も含め、当該記事のコピーを以下に貼っておきます。 「大逆罪の活動家 金子文子の写真は別人のもの」 (文子の生年は、1903年とする説が妥当であるのだが、ここまで書いてくれたのだから細かいことは言わないでおこう…) 今月買った本は、以下の新刊10冊。 ◆ベネディクト・アンダーソン/山本信人 訳 『三つの旗のもとに アナーキズムと反植民地主義的想像力』(NTT出版)2012 ◆八木谷涼子 『なんでもわかるキリスト教大事典』(朝日文庫)2012 ◆『POSSE vol.15 橋下改革をジャッジせよ!』(NPO法人POSSE)2012 ◆ニーチェ/中山 元 訳 『道徳の系譜学』(光文社古典新訳文庫)2009 ◆石原吉郎 『望郷と海』(みすず書房)2012 ◆連合赤軍事件の全体像を残す会 編 『証言 連合赤軍 -9- 四十周年 殉難者追悼の会』(皓星社)2012 ◆あべ美佳 『雪まんま』(NHK出版)2012 どこか山内明美さんの『こども東北学』とも響きあうかのような、震災と東北と農業をめぐるエンターテインメント小説。(出版社のリンク先にあるラジオ番組で、あべさんの山形弁トークが聴けます。2012/06/17放送分) ◆荻野富士夫 『思想検事』(岩波新書)2000-2012 3刷 ◆竹内正浩 『地図と愉しむ東京歴史散歩 都心の謎編』(中公新書)2012 ◆中澤俊輔 『治安維持法 なぜ政党政治は「悪法」を生んだのか』(中公新書)2012
by dra-wkw
| 2012-06-27 21:32
| アナキズム
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