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「進工舍」とは
1970年に“点鬼簿”入りした舎主の実父が、生前経営していた家業の屋号。
戦前につくられた木造二階建て家屋を改装して、50年代前半に創業。事業の最盛期には、本業とはまったく無縁の、名も無き「アナキスト」の活動拠点としても、多くの人間が出入りしていた。 両親没後は、曲折をへて住む人もないまま放置されていたが、今世紀に入って解体・撤去されついに消失。 このブログは、今はないこの舎(やど)を通り過ぎた人びとを偲びつつ、「新たなアナキズム」の可能性について、極私的につづるもの。 (なお、「舎」ではなく「舍」が正式名称) (最新記事の表示は、ページトップのブログタイトルをクリック) ・進工舍・別館もあります。 ・ana_gon(進工舍の次男坊)(舎主のツイッター) ◇舎主おすすめのサイト ・アナキズムFAQ ・アナキズム図書室 幸徳・大杉・啄木 etc. ・「父」 金子文子 『何が私をこうさせたか』(部分) 青空文庫 ・朴烈義士記念館 朴烈とその妻・金子文子を顕彰する韓国の施設(ハングル表記) ・アナキズム文献センター ・竹中英太郎記念館 「英太郎と労」父子の個人資料館 ・リベラル21 ・声なき声の会 ・マガジン9 ・九条の会 ・侵攻社の少年 カテゴリ
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きのう・きょうの新聞を読んで思ったこと。
アナゴンが購読してるのは三紙あるが、そのうち、「読売」の紙面から。何といってもきのうの記事でショッキングだったのは、「足利事件(幼女誘拐殺人)」無期囚・釈放のニュース。 17年半もの間、冤罪によって獄につながれるなど、想像を絶するとしかいいようがない。報道によれば、警察・検察の強引な捜査によって三件の同種事件の被疑者とされ、他の二件は証拠不十分で不起訴となったものの、もう一つの事件で無実の罪を着せられることに。仮に他の事件でも起訴されていたなら、まちがいなく極刑判決は免れなかっただろう。であれば今頃は……。そう考えると、空恐ろしくなる。現に、似たような事件で、潔白を主張しながらDNA鑑定が決め手とされ、昨年すでに処刑された死刑囚がいる(福岡・「飯塚事件」)。 ある意味、このS氏は幸運だったのだろうか。無罪を信じた弁護士は、控訴審からの16年間に1000万円以上の私費を投じ、執念で支えてきたという。 また、きょう6日付の1面には、一昨年・愛知県で起きた、「闇サイト殺人事件」実行犯への極刑を求める、遺族(母親)の署名運動をめぐる記事が。(中部Web版には過去の特集記事1~5) 一般の人だけでなく、オウム事件被告の担当弁護士や、刑余者をサポートする立場にある保護司からも署名は寄せられ、その数は32万人に達したとか。さらに社会面には、まもなく一周年となる、あの「秋葉原事件」に関する記述も。 先月から、ついに裁判員制度が始まった。もし、その当事者となったらどうするか。 はからずも犯罪者を生んでしまう古今の社会状況、ズサンな捜査や誤審による冤罪の恐怖、死刑制度存続の是非、厳罰を求めようとする遺族感情、人間一人ひとりが宿命的に抱える罪深さ…等々、誰にとっても、考えるべきことはあまりに多く、朝早くから気分はブルーなままの一日だった。犯罪という“火災”の火種となるのが、戦争と貧困(経済のみならず、人間の「関係性」のそれも含め)であることは疑えないが、燃え盛る炎は誰もが秘め持っているだろうから。 できれば、こんな世からは逃げ出したい。でも逃げられない――。 ■
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by dra-wkw
| 2009-06-06 21:53
| 社会
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来るぞ、来るぞと政府やメディアがはしゃぎ、騒いでいた「非招待」のミサイル、じゃなかった、「飛翔体」は、あっちからではなく、こっちの高度情報網から「発射」され、あっという間に桜舞う空のかなたに消えていった(4月4日現在)。
あっちも、こっちも、「愛国心」を煽り立てる茶番劇は、まだまだ続くのか? 戦争ゴッコは、まっぴら御免! 桜花舞う 空に飛び交う飛翔体 衛星・ミサイル・「誤情報」 (舎主・吟) ■
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by dra-wkw
| 2009-04-05 04:18
| 社会
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いまから98年前の一昨日と昨日は、フレームアップされた大逆事件(「幸徳」事件)により、幸徳秋水ら11人(1月24日)と、管野スガ(同25日)の、計12人ものアナキストが、1月18日・判決の日からわずか7日のうちに、天皇制国家によって死刑執行された、その2日間だった。
それとは何の関連もないのだが、今日、昨年・東京江東区であった、殺人・死体損壊遺棄事件の被告に対し、検察は極刑を求めた。 被害者を手にかけてからの「事後行為」は、北九州での連続殺人事件を彷彿させるような、何ともやりきれない無残な事件ではあった。 被告は、みずからが死刑の受容と、その速やかな執行を求めているという。 34歳の被告は、身体的コンプレックスを抱えていたとはいうが、格別、経済的に不遇だったわけではないようだ。だが、親族、友人、職場、地域社会といった中で、人間関係の「溜め」(クッションorバッファー。…詳しくは、湯浅誠 『反貧困』 岩波新書)が機能していたなら、このような最悪の事件を起こすまでにはいたらなかったのではないか。 誰かたった一人でも、この被告の存在を全面的に受け入れてくれる味方がいたなら、果たしてこんな悲劇が生じたかどうか。その意味では、現代におけるひとつの「貧困現象」が、ここにも表れているように思えてならないのだが…。 このように考えることは、被告寄りの、あまりにうがちすぎた意見と謗られるだろうか――。 ■
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by dra-wkw
| 2009-01-26 23:31
| 社会
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日本版ピューリッツァ賞を名乗る、「平和・協同ジャーナリスト基金(PCJF)」から、今年度第14回基金賞(大賞)に、もやい事務局長・湯浅誠氏の『反貧困』(岩波新書)が、ノミネートされた55作品の中から選ばれ、きのう東京新宿で授賞式があった。
今朝の新聞その他で知った。(詳報はリベラル21にも。) 貧困・ホームレス問題に、献身的に取り組む人の作品が評価されたことは、わがことのように喜ばしい。先日のアナゴンの些細なカンパに対しても、もやいから、ていねいな礼状が届いた。かえって恐縮。 一読者、一支援者としてこれからも応援したい。 このところ、“世界同時不況”のあおりを受けて、派遣社員等、非正規労働者・大量解雇の報道をやたら目にする。年末年始の寒空に放り出される人びとを思うと、心が痛む。 それにしても、この状況を招いた張本人は誰か。新自由主義の尻馬に乗って世界を、日本をぶっ壊そうとしたのはいったい誰なのか……。 とにかく、政府を筆頭に、一人ひとりが支え合いを、できることを速やかに実行するしかない。黙っていてはダメだ。声を上げよう。 ■
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by dra-wkw
| 2008-12-06 11:10
| 社会
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鶴見俊輔氏も関係する「声なき声の会」のブログを見ていて、「リベラル21」というサイトの存在を知った。ジャーナリストの田畑光永氏を代表とする10人のメンバーよって運営され、「護憲・軍縮・共生」をテーマに、市民としての立場から、冷静で良心的な主張が述べられている。
11月11日には、「田母神空幕長、論文応募の怪」とのタイトルで、田畑代表自身による記事が掲載されていた。 彼(か)の、更迭された田母神・前航空幕僚長と、アパグループの懸賞論文募集にまつわる奇妙な背景を探る、興味深い内容だ。 田母神氏は、12日・国会に参考人として召致されたとき、「(更迭は)言論統制だ!」と息巻いていたが、この事件はそんな大層な話ではない。そもそもこれは、同氏と昵懇(じっこん)の間柄にあるアパグループ代表の元谷氏が、田母神氏だけのために企画した論文募集だったのではないか。 全応募者の四割が自衛隊員ということは、あまりの応募の少なさに焦った主催者側が、田母神氏を通じて隊内に応募督励を懇請したというのが、実際のところだろう。大して気乗りせず(?)に提出された隊員らの論文は、どの一篇も、佳作にすら選ばれていないのがそれを物語っていよう。 田母神・前空幕長に、自説を公開できる場を提供して最優秀賞を受賞させ、賞金300万円を贈るのは、当初から既定のことであり、形を変えた利益供与、もっと言えば贈賄目的ではなかったのか。 そのあげく、更迭・退職にまで至ったのは想定外だったかもしれないが…。 読むに値するとも思えない稚拙な“最優秀論文”は、この国の指導者層に人材が枯渇していることを如実に示しているようで、空恐ろしくなる。それも何と、「軍」のトップというのだから…。いやはや。 ■
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by dra-wkw
| 2008-11-18 11:28
| 社会
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きのう、「お米券」xx枚を、「もやい」の湯浅氏宛てに送る。
「10・26 麻生邸事件」に抗議し、フリーター・ユニオンにも郵便振替で、少しだけどカンパ。 3人はまだ釈放されないのか……。ちょっと心配。 ◦ 「リアリティツアー 救援会ブログ」 ◦ 雨宮処凛「すごい生き方 ブログ」 ※追記 たった今(20:10)、雨宮女史のブログ(↑)をのぞいたら、今日釈放されたとのこと。 よかった…。とりあえず一安心。 だが、今回の警察の横暴は、彼ら(我ら、というべきか)の運動に弾みを与える効果しかなかったのは間違いない。そして、それをちゃんと見ている人間は、ここにもいるということを書いておきたい。 ■
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by dra-wkw
| 2008-11-06 10:24
| 社会
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